名づけに込められた我が子に主人公になって欲しい期待って、なんか変だ
キラキラネームって言葉があるけど、キラキラじゃないネームも、なんだか「主人公ネーム」になってきてるな…って僕は感じてます。
僕「かつひさ」といいます。
僕の友達は「なおき」だったり「まさし」だったり「ゆたか」「ともひろ」だったり…「あやこ」「まりこ」「けいこ」なんか全然、主人公感がない名前ばかり。世代です。
いい名前だけど、脇役感がすごい名前のオンパレード。
「かつひさ」って名前、どう考えても主人公につけないでしょ…。まず4文字で発音し難いし…。ヒロインがいいますか?「かつひさ…必ず生きて帰ってきて!」とか…。言わないっすよ。もちろん僕の時代も主人公感のある名前もありましたけど、主人公感を意識して僕らの親世代は名前をつけてないと思うんです。少なくともその感覚が主流ではなかった。
で、僕は自分の双子に主人公感溢れる名前をつけてます。双子の物語を書くとして、双子の名前に是非とも採用したい名前です。僕が作家なら採用しますね、確実に。
名前ランキングをみても「はると」「そうた」「あおい」「さくら」「りん」などなど…。どれもこれも主人公感が強い!
僕含めて、最近の親は、我が子に主人公になって欲しいんだな…って感じてます。
世の中みんなが認める主人公でなくていい、でも自分の人生の主人公にはなって欲しい…。そんな期待が名前から見え隠れ。…僕も期待してます。
この期待…なんか子供に「自意識を強く持て」って言ってるみたいで、なんか変。「自意識過剰でいけ!」って言ってるみたい。
ま、正直、自意識過剰の方が生きるの楽しいので、我が子たちも自意識過剰でいいんですが…やっぱり変な期待だな。